この本では冒頭でいきなり、
「自分の鼻を触ってください」
と指示されます。
これは冗談ではなく、
「これくらい小さな指示であれば、
誰でも、簡単に、鼻を触ることができる」
ということです。
今これを見てる人も簡単に触れますよね。
(別に触らないくても全然大丈夫です。)
では、こう言われたらどうでしょう。
「腕立て伏せを今から10回やってください」
これだと、
「腕立て10回なんて楽勝楽勝♪」
「そりゃ~10回はできるけど、なんでそんなことしなきゃいけないの?」
「10回なんてできないし、そもそもめんどくさい!」
と、意見がバラけるかと思います。
習慣化もおなじこと
先程の「小さな指示」を「小さな習慣」に置きかえてみます。
「小さな習慣」というのは、目標が小さすぎるため、体調不良だろうと、忙しかろうと絶対に失敗することはありません。
それが、毎日1回の腕立て伏せであっても、全く問題なし。
でも、おそらくこんな反論が予想できます。
「いやいやいや毎日たった1回じゃ、やる意味なんてないっしょ!?w」
それが、そうとも言い切れません。
僕の経験も元に書かせていただくと、なりたい自分が、
例えば「1日100回腕立てできる人」とします。
これを初日から100回やったら、
まず次の日は、
高確率でやりません。
てかできません。
だってキツイんだもの。
それなら少しハードルを落として、
1日10回ならどうでしょう。
これなら何日かは、いけそうです。
そこで、数日たって少し筋肉がついてきた人は、このように考えます。
(過去の自分です)
「1日10回楽にできるようになってきたから、ぼちぼち15回、いや20回に増やせば、夏には筋肉モリモリだぜ♪」
でも、そこが落とし穴です。
僕もこの穴には、何度か落ちてますw
1日にこなすハードルを上げると、いずれどうなるかというと。
こうなります。
「あ~今日はなんだか、やる気がしない!」
勘の良い人ならわかると思います。
少し筋肉がついてきて、1日のハードルを上げてしまうと、
そう
とたんに、クソめんどくさくなる。と
モチベーションという幻想に頼らないこと
話を少し戻します。そもそもなりたい自分は「1日100回腕立てできる人」でしたよね?
それが、回数の多さから、どんどんめんどくさくなって、最終的には習慣化が途絶えます。
ここで、「1日1回の腕立て伏せ」を
「それ以上はその日の気分で、何回やってもいいルール」にしてみる。
すると、「いまの自分」と「なりたい自分」との間に勝手にモチベーションが生まれます。
モチベーションと聞くと、
何か行動する前に上げる。という考え方が一般的かと。
でも、そうではなく。
「モチベーションというのは、やってる最中に勝手に上がるもの」
この本でも書かれているし、事実僕もそう感じています。
僕の最終的な目標は「毎日100回の腕立て伏せ」ではないけれど、1日最低1セットのタバタ式トレーニングをやっています。
この考え方のおかげで、今日は7セットもできました。
先に行動をとると、モチベーションがすぐに後を追いかけてきます。p76より
僕の実例
タバタ式トレーニングがどういったものか軽く触れますと。
- 腕立て伏せ 20秒
- 休憩 10秒
- 腹筋 20秒
- 休憩 10秒
- スクワット 20秒
- 休憩 10秒
- もも上げ 20秒
- 休憩 10秒
これで1セット。
腕立て伏せは20秒の間に、約10回くらいできます。(調子によって9~11回)
なので、今日は7セットやったので、
70回ほど腕立て伏せをやったことに。
もちろん、明日もこの回数をやるかどうかはわかりません。
でも、1セットであっても全く問題なし。
体調と気分しだいでは1セットなんて楽々できるので、それ以上やることが多いです。
もう1度言いますが、ハードルは1セットより上げない。むしろもっと低くてもいい。要は外に出てしまえばこっちのもの。
この調子で、去年の夏ごろから毎日習慣化できています。
ガイズ先生いわく、
「小さな目標は大きな目標より優れている」p20より
です。
鷺 健一
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